今年で創業118年目を迎える佐世保の老舗御菓子司松月堂さん。

カステラと入船というお菓子で有名なお店です。

明治38年（1905年）に廻船問屋をなさっていた初代がこちらの同じ場所に御菓子司を創業されたそうです。現在は4代目になられます。

その発展には軍港とも縁が深かったと言います。

まさに、代表の銘菓入船もその象徴と呼べるものですよね。入船は鶏卵、蜂蜜、黒糖、クルミ、アーモンドを使用してお店独自の製法で作られており、とても食べやすく美味です。

職人さんが焼き上げたカステラがちょうどありました。ふわふわとしていて、ザラメが効いたお味は万人が好む味です。鶏卵の黄色が鮮やかで焼き目の茶色とのコントラストに目を奪われます。

カステラが入っている棚も木製で風情があり佇まいに静寂を感じさせます。

なんとお菓子が並んでいるショーケースの下の土台は旧店舗の梁を使ってあるそうなんです。

時代を経て光沢が出た木材の質感はお店の雰囲気やお菓子を引き立てます。

贈答用の詰め合わせはもちろん、水菓子もたくさんありました〜！

涼しげなその凜とした美しさ。うっとりと見入ってしまいそうです。

贈り物にはもちろん、大切な方との語らいの場にピッタリです。

季節のお干菓子も綺麗です。なんて可愛いらしく美しいのでしょう。

口に入れると和三盆の甘さが広がります。

広く、歴史の風を感じさせる店内はまるで明治の時代にタイムトリップしたよう。

それでいて見る者の心を豊かに穏やかにします。

店内にはたくさんの種類のお菓子が並んでいました。

創業時は長崎や東京から職人さんを呼んでいたそうです。伝統的な技法で作られる芸術的なお菓子。とても貴重です。

金平糖やお茶の飴もありました！

色とりどりで選ぶのに目移りしてしまいますね。

圧巻の品揃え、それでいて日常で気軽にいただけるお菓子もたくさんありました。

松月堂さんで佐世保の文化やロマンを感じさせる美味しいお菓子を選んでみませんか？

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